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KiKのズンダレ巴里日記
パリからあなたにお届けする、とっておきのくだらない話
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舞台 The Old Woman 鑑賞
知り合いがチケットを譲ってくれたので、今夜はパリ市劇場 Theatre de la ville に、The Old Woman という芝居を見に行くことになりました。

とにかく貰えるものは遠慮なく、という意地汚いKiKは、なんの予備知識も持っておらず、今朝ネットで調べたら...
演出 ロバート・ウィルソン
出演 ミハイル・バリシニコフ、ウィレム・デフォー
って、超豪華!

ロバート・ウィルソンは、前衛舞台演出家として欧米ではわりと有名で、KiKはこの人の「蝶々夫人」を数年前にバスチーユのオペラ座で見たことがあります。舞台セットはKiKのキライなミニマリズム調で「あーまたか」と興ざめでしたが、照明の使い方が(特にラスト)素晴らしかったのを覚えています。和服を大胆にアレンジした衣裳も良かった。やたらと日本風にこだわるあまり変ちくりんな演出になりがちな「蝶々夫人」、日本人はどこか苦笑しながら距離を置いて見るものという印象が強かったのですが、ここまでデフォルメされるともうアッパレで、逆に日本人としてはすんなりとドラマの世界に入っていける演出でした。

バリシニコフは言わずとしれたトップダンサー。今日の芝居でも彼の踊りが見れるといいなーと思うけれど、プログラムを見るとどうもその可能性は低そう。ザンネン。

KiKが初めてウィレム・デフォーを見たのは、30年近く前の「ストリート・オブ・ファイヤー」という映画です。当時は無名に近く、キモイ爬虫類系で顔色も悪くていかにも不健康そうという印象しかありませんでした。KiKはむしろ主演のマイケル・パレに胸をときめかせていて、相手役のダイアン・レインになりきりながらこの映画を見たものです。デフォーはその後スター街道を進み、パレはすっかり地味になってしまいました。男前だったのに、惜しい!

さて、もうすぐ開演です。


開演時間が10分過ぎてもまだ席についていない人が多数...


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一夜明けて...

なんと表現して良いのか良く分からない芝居でした。前衛演劇ってこんなもん?
テキストはいわゆる不条理もので、「1から6まで数えて、その次が7なのか8なのか分からなくなり、近所の人に尋ねてもみんな知らないという」とかの、昔NHKのFMラジオでやっていた「クロスオーバーイレブン」みたいな話が延々と続く。
話の内容はさておき、今回も照明技術が圧倒的に素晴らしかった。まっさらな舞台の背景に、そして小道具大道具にも映し出される鮮やかな色には、文字通り目が奪われました。
音楽と効果音も良かった。ほのぼのとした音楽が流れている途中で「ブチッ」と切れたり、カチンコのような「カァーン」という大きな音で場面が切り替わったり、あとはいかにも前衛だーという感じにさせてくれるノイズ音も、それほどしつこくなくてちょうどいいくらいでした。

そんなわけで、KiK的には感動はしなかったけれど、演出のシャープさに大いに感心した、というのが率直な感想です。

ちなみにバリシニコフは、ほんのちょっとステップを踏むぐらいの踊りしか見せてくれませんでしたが、それでも動きのしなやかさなどはさすがやなー、とホレボレしました。
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