フランス全土が喪にふくし、非常事態宣言が出されて間もない今日11月15日、パリは朝から快晴でした。
そんな好天の日曜日なのに、なんと静かな…
驚いたのは、チュイルリー公園が閉鎖されていて、普段ならこんな日には沢山の人が散歩を楽しんでいるのに、今日は全く人影がなく、天気の良さが余計にその無人化した公園を不気味なものにしていました。
午後にはマレ地区にも足を延ばし、そこそこ人出があったものの、やはり普段の日曜日とは比べ物になりません。そして、夕方に友人たちと待ち合わせしていたレアールのカフェでお酒を飲んでいた時のこと…
突然大勢の人が一斉に走って行くのを目撃! カフェのテラスにいたお客さんたちはパニックになって蜘蛛の子を散らすように逃げて行き、中にいたKiKたちはすぐさま床にひれ伏し、何が起きたのか分からぬまま、しばらく身を潜めていました。もう恐ろしくて、友人たちともすぐさま解散してそれぞれ家路についたのです。
結局、何も事件が起こったわけではなく、どこかのカフェの照明が破裂したのを爆発か銃撃かと勘違いした人がパニックに陥って逃げ出し、それが連鎖作用でどんどん拡大しただけのことでした。迷惑な話ですが、それだけパリの人々の気分が張りつめてピリピリしているということなんでしょうね。これからしばらくはこんな話があちこちで起こりそうです…